愛媛県久万高原町の秋祭りが2日、久万地区を皮切りにスタートした。久万の役場前であった恒例のみこしの鉢合わせには大勢の観客が集まり、勇ましくみこしをぶつけ合うかき手に歓声を送った。
 鉢合わせは三島神社(菅生)秋季例大祭の行事として毎年実施している。神事の後、久万、菅生、野尻のみこし計3体が総当たりで行った。
 小雨の中、かき棒を斜め上に向けたみこしが、正面からぶつかり合った。かき手は相手を圧倒しようと、懸命にみこしを押し込んだ。対決が終わると、それぞれが「どうじゃ、どうじゃ」とみこしを差し上げ、勇猛さを誇っていた。